バレエのプリエについて

プリエとは?
プリエとは、ズバリ、横に向かって膝を曲げる動きのことです。
スクワットの兄弟と言ったら少しわかりやすいでしょうか。
スクワットが気持ちムキっとしているとしていて、プリエは細マッチョなイメージです(個人の主観です)
どちらも適切に行うことで、足の健康とシェイプアップに役立ちます。
気をつけること
さて、
今から「プリエ」をやるのだとしたら、何から気をつけたら良いでしょうか?
皆さん、ぱっと分かりますか?
1.2.3…
はい!
分かりません。笑
という人はいっぱいいます。安心してください。
一つ思いついた方、ありがとうございます🙏
お尻、おなか、腿を張る力、足の裏のコントロール、肘の張り、腹筋の締め方と床の押し方…。
実際、一個に絞れるわけではないのです。
ですが、ここでは足は1番ポジションと仮定して
1番の目標を、仮に①骨盤の立直(身体をまっすぐ立てること)とします。
このように、先生に決めてもらうことでやるべきことがスッキリします。
だからと言って思考停止してはいけないのですが、クラスをリード(導く)するための先生です。
先生が責任を持って、怪我なく、健全に生徒を指導するのがバレエ教室です。
多くの習い事でも、レッスンのスタートからゴールまでを先生がサポートしますね。
さて、私がプリエを指導するのであれば
骨盤の立直ができたら
①腿のハリを意識しつつ膝を横に持っていけるか
②膝の曲げ伸ばしの際に胃や鳩尾が出てないか
③肩や背中に無駄な力が入っていないか
④そして腹筋が適切に締められているかをチェックします。
この時、足元も大切になってくるのですが
足首が引き上がっているか、床を適切な使い方で押せているかはプリエの前の、立ち方の段階でトレーニングして、クリアしておくと良いことです。
骨盤の立直が簡単にいかないことは多々あり、その説明は通常レッスンの流れを止めないと不可能、ということでバレエ教室の先生の話は長くなりがちです。
(オープンクラスは中級者以上の受講が多く、基礎指導の時間を大幅に捨てるので、レッスン内容の充実に注力できます)
気をつけるべき順序は、たとえばワガノワではこう、とある程度決めてくれるメソッドもありますが、とても複雑で
実際はその人のその日の体の状態(コンディション)や、特徴により違います。
一つの注意を取っても、オープンクラスの料金では対応しきれないくらいの情報量があるので、大人リーナさんやプロを目指しているお子さまは、良い先生を見つけて講習会や、プライベートを受けてみるのが面白いと思います。
プロを目指して一つの型に嵌め込むときは別です。
それが合っていても、最善でなくても、一つのメソッドを習い、徹底して一つのルールに従ってみます。
これもまたバレエの特徴です。古典故か、音楽の世界と似ているように思いますね。
趣味のバレエでは、じっくりと時間をかけて安全に動作を習い、ひとつずつの動きで、1番最初に気をつけるべきことを見つけていくのが良いと思います。
私はちなみに、レッスンをいっぱいするより、丁寧で正しくしつこいストレッチの方が大事だと思っています。
プリエについてはこのチャコットさんの記事など、とても参考になります。
↓
https://www.chacott-jp.com/news/useful/lecture/detail001586.html
今日出てきた単語
プリエ
膝を屈曲(くっきょく)する動き、曲げる動きです。
意識しやすいタイミングだと、バーレッスンの最初、その他、主にジャンプ(跳躍)や、ポーズ(静止)の時に使います。
膝が曲がっている瞬間は全部プリエなのかというとそうではなくて、プリエをする時は、明確に目的と意思を持って曲げています。
プリエを、
・動きのつなぎ
・準備の動作
として意識的に使える人が、より上手で柔らかく力強い動きを獲得していける、といっても良いでしょう。
バレエでは無意識になんとなーく膝が曲がっている状態を、「緩んでいる」と言います。
今日の豆知識はここまで!
↓↓
相模原で9月3日と24日に公演をやっているので、ご興味のある方はぜひよろしくお願いします🤗
